早稲田大学商学部 恩藏直人教授ゼミ×オービックでワークショップを開催

この度株式会社オービックは、早稲田大学商学部 恩藏直人教授ゼミ(以下、恩藏ゼミ)と『課題解決ワークショップ』を開催いたしました。

恩藏ゼミは、日本におけるマーケティング研究の第一人者である恩藏直人教授のもとで ブランド戦略・製品市場戦略・市場参入戦略などを幅広く研究しています。
研究を通して学生の自主性や実践力を育めるよう長年にわたって企業とのワークショップを開催しており、今回はIT業界との初コラボレーションとして当社にお声がけいただきました。

本ワークショップでは、当社や競合・市場等の現状分析をした上で下記2つの課題に取り組んでいただきました。

課題A 当社の認知度を高める広報・広告施策を考案する
課題B 当社の事業内容を踏まえて顧客のサステナビリティ経営を促進する取り組みを考案する



キックオフ 市場分析や企業研究に奮闘

 7月初旬、商学部の教室に恩藏ゼミの3年生27名とオービックの人事部・経営企画室の社員が集合。ゼミ生の元気な挨拶でキックオフし、まずは当社の説明会を実施しました。学生にあまり馴染みのないERP業界の話を真剣な眼差しで聞く姿が印象的で、これから始まる長期のワークショップへの意気込みを感じました。課題は意欲が高い学生より2つ取り組みたいというお声が上がり、例年よりも多く設けることに。

 恩藏ゼミ生は5つの班に分かれて、まずは当社や競合他社、IT市場の分析や調査を行います。文献調査に加え、大学生を対象にしたアンケート調査を実施したり、提案の裏付けとなる情報を広告会社等に直接取材したりと方法は多種多様です。

 疑問は生じたタイミングで当社の担当にメールで質問。直接ご説明した方が良い内容に関しては、来社型やオンライン型でお話しする場を設けて回答しました。当社への理解が深まるにつれて、事業やビジネスに関する鋭い質問が増えていきます。


 

中間発表 さらに施策案を深掘り

 9月中旬、ゼミ内での夏合宿にて恩藏教授やゼミの先輩から熱い指導を受けます。中間発表まで約3週間という限られた時間の中、班のメンバーと協力して修正を進めます。

 10月初旬、商学部の教室にゼミ生とオービックの人事部・経営企画室の社員が、中間発表会のために集合。最終発表まで他の班の案が分からないよう1班ずつ入れ替わり立ち代わり発表を行うため、ゼミ生は緊張した面持ちを浮かべます。目から鱗が落ちるような面白いアイデアも多数見られ、 学生と社員の双方にとって新たな気づきを得られる場となりました。社員は発表に対して4つの評価基準(分析力、表現力、実現性、論理性)をもとにフィードバック。学生はビジネスの視点からブラッシュアップを重ねます。




 

最終発表 新しい観点からの提案

 11月末には当社にて最終発表会を開催しました。調査結果やマーケティングのフレームワーク・理論を踏まえながら、自由な発想で発表いただきました。最後には表彰式もあり、見事最優秀賞に輝いた班は満面の笑みを浮かべます。

 12月中旬には振り返り会も実施。本ワークショップにおいて良かった点や、他の班の発表を踏まえて感じた点等を話し合い、各々の学びに結び付けました。

 恩藏ゼミ生の皆さんは実際に企業が推進する課題に取り組んでいただく中で「生きたマーケティング」を学び、アウトプットする機会として活用することができたかと思います。また当社としては、本ワークショップを通して学生の柔軟な発想を吸収したり、当社事業の新たな可能性を発見したりすることができました。

 恩藏教授から下記の感想をいただきました。




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