現在、大きな注目を集めているAI。その歴史と実態をわかりやすく解説しつつ、ビジネスチャンスの可能性を秘めた「自動運転車」「ニューラルネット」「次世代ロボット」などについて言及します。
小林 雅一 氏
株式会社KDDI総研 リサーチフェロー
Al(人工知能)とは、さまざまな知覚、思考、推論、記憶など、人間ならではの知的能力を、コンピュータや各種マシンが高速処理によって代替する技術です。
その歴史は古く、1956年のダートマス大学におけるルールベースAIから研究が始まっています。言語の文法などをルール化し、ソフトウェアに落とし込んだものでしたが、人間の柔軟性にははるかに及ばず、ほどなく低迷期を迎えます。
次のブームは、IBMのディープ・ブルーがチェスのチャンピオンに打ち勝った1990年代後半。携帯電話に音声認識が搭載されるなど、同じように話題となりました。これらはビッグデータを基にした統計・確率的なAIです。人間の思考とは異なるため、やはり限界が指摘されました。
そして現在、脳科学の成果に基づくニューラルネットの時代に入っています。脳を構成する無数の神経細胞(ニューロン)のネットワークを工学的に再現しようとする試しみで、人間の生物学的頭脳をシミュレートするという点において、Alの王道を行く方式です。
つづきは…
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