プロジェクト全体に目を配り、皆で支え合ってより良いソリューションを提供したい お客様に経営効果を提案し、実現していく過程にやりがいを感じる

田中 陽子

首都圏事業部SE

製造業界担当のSEとして活躍。
プロジェクト経験を積む傍ら、後輩育成にも注力する。

お客様に経営効果を提案し、
実現していく過程にやりがいを感じる

 学生時代は、大学生が協賛企業に対して新たなビジネスモデルやその収支計画をプレゼンする『ビジネスコンテスト』の運営団体で活動しました。このコンテストでは各チームに分かれて、業界トレンドや実現性、収支計画などを踏まえたプランを練るのですが、せっかく良いプランができても発表がゴールになることにもどかしさを感じ、その先の実行するところまで携わりたいという思いが生まれました。

 就職活動ではこの思いを軸にして、人材系やベンチャー企業など幅広く見ていましたが、ちょうどコロナ禍に入り、各社が採用募集を取り止めたことを機に見つめ直しました。
 そして、自分のやりたいことを実現できる土台が整っている企業に就職することが重要だと考えて、安定的に成長している企業を調べたり、各社のIR情報を調べたりしました。その中で出会ったのがオービックです。納得のいく就職活動ができました。

 4年目になり、大学時代に掲げた思いがようやく形になってきました。今まではお客様からの問合せに対して形式的な回答しかできず、具体的な解決策をお客様に委ねてしまっていましたが、最近はお客様の運用に照らし合わせた提案ができるようになりました。お客様からの信用も得られてきたように感じます。
 お客様に最大の経営効果をもたらすために、OBIC7の標準機能で実現できる運用案を考えたり、より効果的なカスタマイズ案を提案するところが、この仕事の醍醐味だと思います。

仕事の責任の重さを実感
プロジェクト全体に目を配って働きかけたい

 今でも一番印象に残っているのは、最初に担当した案件です。ガス・水道メーターなどの計量機器を製造するお客様のシステムリプレースにあたって、インストラクターとして基本設計工程から参加したのですが、自分の何気ない回答が別の箇所に影響を及ぼしてしまったり、自分の担当したテストに漏れが見つかったりと、仕事の責任の重さを実感して怖くなりました。
 そこから挽回するべく、問合せへの速やかな返信や複数の運用方法のご提案など、できる限りの手を尽くしました。安定稼働したタイミングでお客様から頂いた「田中さんありがとう」という言葉は今でも忘れられません。

 その後も複数の案件で経験を積む中で、大切にしたいことができました。それは、「自分の作業だけでなくプロジェクト全体に責任を持つ」ことです。疑問点は臆せずに質問や発信をして、自分が対応できそうな作業には多少ハードルが高くてもチャレンジしています。最初は緊張しましたが、発信する機会が増えて周囲との関係性も深まり、等身大で動けるようになりました。
 プロジェクトメンバー全員がチーム意識を持ち、支え合いながら仕事をすることで、自分自身も楽しみながらプロジェクトの質を高めていきたいです。

後輩の育成に注力
お世話になっている先輩に恩返ししたい

 現在は後輩の育成に注力しています。対面で教える時は、細やかに教える部分と、あえてサポートせずに後輩自身に考えてもらう部分の塩梅を意識しています。教えてあげたい気持ちはやまやまですが、手取り足取り教えても後輩の成長には繋がらないので、良い距離感を模索しています。

 また後輩には、自分の意見をしっかりと持ってほしいと伝えています。自分から手を挙げた仕事ほど前向きに取り組めて、周囲もサポートしてくれます。若手の意見を聞いて裁量権を持たせてくれる当社だからこそ、ぜひ受け身ではなく、主体的に取り組んでほしいです。

 今後は、製造業界を担当する若手SEのスキルの底上げを図りたいです。まずは手始めに、同期と製造業界担当SEの「入門書」を作成しました。自分達が1~2年目の時につまずいた部分なども盛り込んだ力作です。今後はその入門書を使用して新人研修を行い、若手社員のコミュニケーションもさらに増やしていきたいです。

 自分のキャリアに悩んでいたときに、気にかけてくれた先輩がいました。私の思いを尊重しつつ、田中にはこういてほしいという先輩の思いも込められた言葉をたくさんもらいました。その先輩のおかげで今楽しく仕事ができています。自分が成長した姿を見せることで恩返しをしたいです。

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昨夏フランスの大きな自転車レースをテレビで見てから自転車にどっぷりハマりました。
この写真は車に自転車を積んで三浦半島まで行き、アップダウンの激しい海岸沿いを走ったときの一枚です。
まだ初心者ローディーですが、いつかは自転車で旅行ができるようになりたいです。