近年の「医療制度改革」の下、度重なる診療報酬のマイナス改定が行われ、また医師や看護師の慢性的不足ともあいまって、病院経営は厳しい時代を迎えている。
経営の健全化は医療機関全体の大きな課題であり、病院経営においては、「一人ひとりの職員が経営に参加しているという意識改革」と「効率経営を目指した業務改革」が急務となっている。
また一方では、経営の透明性や比較可能性を高め、病院の経営体質の強化、改善を目的として「病院会計準則」が改正され、一般の企業会計に準じた、財務諸表の作成が求められている。
こうした状況を逆にチャンスと捉え、職員の意識改革と業務改革を推進し、経営の健全化を図ると共に、新たな活力を生み出すための取り組みを本格化させる医療法人が増加している。これらの医療法人の経営管理ツールとして、いまオービックの「OBIC7会計情報システム」が選ばれているのだ。
「病院会計準則」に対応した科目設定や集計、キャッシュフロー計算書を含めた財務諸表の作成が行えるのはもちろんのこと、法人内やグループで、病院施設の他に「健診施設」などの経営を行っている場合でも、各施設単位で会計処理・財務諸表の作成が行える。さらに、各施設の会計を合算し、法人やグループ全体の会計データも作成できる。
既存の医事会計システムと連携し仕訳データを受け入れたり、「債務支払システム」や「固定資産管理システム」などのオプションシステムを導入すれば、さらなる業務効率の改善が可能となる。
一番のメリットは、柔軟で高度な機能をもつ「管理会計システム」が利用できることだ。「診察科別損益」や「疾病別損益」など、現場職員の意識改革に欠かせない情報をタイムリーかつ適切に提供することができる。
これらの機能により、これからの医療法人に求めれる業務管理要件に即応する会計システムを、短期間に効率よく、かつ経済的に導入することができるのだ。
また、病院特有の多岐にわたる職種や煩雑な給与計算にも対応できる、給与・就業・人事管理システムへの拡張と統合が図れることも、導入医療法人には大きな魅力となっている。
病院の業務基幹システムである「医事会計システム」とは、医療収益や購買などのデータの仕訳連携が行える。仕訳受入れデータを確認後、確定処理を行うことも可能だ。万一連携データに不具合があった場合には、修正入力機能で補正が行える。
さらに給与・人事・就業・ワークフローや購買システムへの拡張も可能であり、中でも給与システムは、病院特有の多岐に渡る職種や手当項目、複雑な計算式にも対応でき、給与業務の大幅な効率化を実現できる。
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