高齢化社会が本格化する一方で、医師不足や総合病院の経営難が話題を呼んでいる。こうした状況の下、医療機器・材料卸売業には、最新ITを駆使した品質管理や安全性の確保、顧客サービスの向上、収益性の確保などが急務となっている。
業界の流通には、3次卸、4次卸も存在するが、昨今は安全性が重要視され、より厳格な有効期限管理やトレーサビリティーの確保が薬事法でも義務付けられている。また「貸出」という販売形態や「有効期限管理」を含むきめ細かい「在庫管理」、納入先別の複雑な「単価設定」など、業界特有の取引形態に対応しなければならない。 これらを属人的作業や人海戦術で行っていては、厳しさを増す業界サバイバル競争に勝ち残ることはできない。そこでITをいかに活用するかが重要視されているのだ。
「OBIC7医療機器業界向け販売情報システム」は、この業界で長年積み重ねてきたオービックの経験・実績を反映させた“現場起点のソリューション手法”を満載していることが、最大の特長といえる。
メーカーから販売代理店を経由しエンドユーザーの医療機関に至るまでのトレーサビリティー、貸出という販売方式、ロット別・有効期限別などのきめ細かい在庫管理、仕入先・販売代理店・医療機関別の複雑な価格設定……。これらの業界特有の取引慣行や業務スタイルまでを、テンプレート化して提供するところに、最大の特長がある。
これにより、本システムを活用すれば、業界に特化した販売管理システムを、短期間に効率よく、かつ経済的に導入することができるのだ。