情報システムセミナー[2015年 秋]経営管理 不透明な世界経済と今後の日本経済をどう読むべきか
これからの日本経済と企業経営

中国経済の減速懸念やアメリカの金利動向など、世界経済の動きが日本経済に大きく影響を及ぼす時代となっています。世界経済の展望、日本経済への影響、国内景気の今後の見通しとともに、これからの企業経営について解説が加えられました。世界経済の生々しい裏側が紹介され、多くの参加者がうなずきながら耳を傾けていました。

2015年10月30日(金) 東京会場

D31
13:00-14:30
不透明な世界経済と今後の日本経済をどう読むべきか
これからの日本経済と企業経営

真壁 昭夫 氏
信州大学 経済学部教授

中国経済の動向と見通し

日本経済は好調で、緩やかではありますが、回復傾向にあります。「多少は減速の不安があったとしても、政府は年末に補正予算を組み、来年の参議院選挙までは景気を維持させるのではないかと考えられます」と、真壁氏は日本経済を予測します。

しかし、経済は世界規模で流動し、日本一国だけでは予測や判断が困難です。その大きな要因となっている国が、中国とアメリカです。中国は経済成長率がかつての2桁から6.9%までに減速しています。
「しかし、これはあくまでも公表です。実際のところ4%か5%ではないかと思われます。輸入は前年比で2割も減っています」(真壁氏)。

中国の輸入が減っているということは、中国に輸出している新興国の経済が打撃を受けます。極端なのがインフラ資材です。セメント、鉄鋼、化成品の中国への輸入が減って、新興国の景気に影響を与えています。かつて中国はインフラ整備のために4兆元、日本円に換算すると60兆円の投資をしました。これで鉄、セメント、化成品の設備投資を行いましたが、これらが現在、完全に過剰となっています。鉄は12億トンの生産能力がありますが、消費できるのは9億トンに過ぎません。3億トンの設備が余っているのです。

それをどうするか。ここで着想されたのが「新シルクロード構想」です。中国からヨーロッパまでシルクロードを建設し、途中の国のインフラ整備に中国の鉄やセメントを輸出するものです。そのお金を貸すための銀行が、話題となっている中国主導のアジアインフラ投資銀行(AIIB)です。
「これに対しアメリカはTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)を進めています。これは中国包囲網です」(真壁氏)。

すでに中国は生産年齢の減少が見られるため、先日一人っ子政策を二人にまで緩和しました。しかし、その子どもが生産年齢に達するのは、早くて15年後です。その間に膨大な数の退職者が発生します。「その不安を共産党政権がコントロールできるか、極めて不安です。実際、中国共産党が経済成長を旗印に、国民の不満を抑えてきた面があります。成長率の失速によって、どのような暴動が起きるか想像できません」と真壁氏は訴えます。

それに伴って、中国に鉄鉱石を輸出していたブラジル、カナダ、メキシコが痛手を受け、それらは回り回って日本にも影響を与えようとしています。

米国経済の動向と見通し

中国と同様、日本経済に大きな影響を与える国がアメリカです。アメリカは先進国の中では、最も安定的に成長している国です。そのアメリカで、最も注目されているのが金利の動向です。来年は大統領選挙がありますから、景気へのてこ入れのために、金利が引き上げられるのではないかと予想されます。10月にはありませんでしたから、あるとすれば12月ではないかという人が半分、ないと予想する人が半分です。

現在アメリカの金利は実質0%です。これを引き上げると、新興国に投資していたお金がアメリカに引き戻されることになります。これが経済基盤の弱い新興国に打撃を与えます。もちろん日本にも影響があり、円安にブレーキがかかると予想されます。お金は金利の低い国から高い国へと流れるからです。

「アメリカの景気は6年から7年周期で繰り返されているという説があります。今年が6年目、来年が7年目です。金利と併せて、非常に興味深いところです」と、真壁氏は指摘します。

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つづきの講演内容

  • 日本経済の動向と見通し

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